宮野 祐/Miyano Tasuku

新芸術校第6期グループA 「かむかふかむかふかむかふかむかふ」

現代絵画の筆致と子供の頃から培われてきた図画工作的な技術を組み合わせることで作品を作った。自分が無宗教である一方で、様々な文化や宗教に触れることにより構築されたごちゃ混ぜの死後世界を信じているのではと感じ、その世界を具現化する作品群を制作した。エジプトの神話から日本の山岳信仰までが緩やかに結びつき、まるで終わらない夢のような世界を作っている。絵画でありながら中に入ることを前提にしており、最も大きな作品「偽扉」は観客が座ったり登ったりできる舞台として作られている。絵の中に入っているようで実際に画面の向こうに行けたわけではない。死んだ時初めて私たちは画面の向こう側へと行くことができるのかもしれない。

2020年09月13日(日)ー2020年09月20日(日)
15:00〜20:00
ゲンロン五反田アトリエ
(東京都品川区東五反田3-17-4 糟谷ビル2F)

出展作家:川崎 豊、圡金、堀江理人、松岡湧紀、宮野かおり、宮野 祐
キュレーション:金子弘幸、中村 馨
グループA担当講師:堀 浩哉、和田唯奈
講評会ゲスト講師:椹木野衣
主催:株式会社ゲンロン