宮野 祐/Miyano Tasuku

南飛騨 Art Discovery EBUNE×あぐり「不死への船路(⊥界)/岐阜・下呂漂着」

南飛騨Art Discoveryにて、岐阜県下呂の浦島太郎伝説と八尾比丘尼伝説が一体となった昔話をもとに構成されたグループ展「不死への船路(⊥界)/岐阜・下呂漂着」に作品を出展しました。

作品①「庚申檻」
庚申の日に寝ると体の中の三尸の虫が逃げ出して天帝にその人の罪を報告するので寿命が縮まるとされる庚申信仰をもとに製作した作品。うっかり庚申の日に寝てしまっても檻に三尸を閉じ込められるので寿命が縮まらないという代物。不老不死の研究に関する道具の一つとして展示された。

作品②「次郎兵衛の供養塚」
酒屋であった次郎兵衛は川の底にある竜宮城に招待され、祭りを楽しんだ。その帰りに乙姫より聞き耳の箱を手渡される。この箱は持っていると動物や植物の声を聞くことができる力があるが、開けると次郎兵衛は死んでしまうという。ある時次郎兵衛が旅に出ている時、娘が聞き耳の箱を開けてしまい中にいた人魚を食べてしまった。次郎兵衛は旅先で死に娘は八尾比丘尼になり八百歳生きたと伝えられている。この塚は八尾比丘尼が父、次郎兵衛を思って立てた塚で表面には父が経験した川底の竜宮城での祭りの様子が描かれている。下呂には比丘尼寺という場所があり、そこには比丘尼が父を思って立てた経塚があったという。この塚は八尾比丘尼伝説と比丘尼寺の経塚の話が融合した作品である。

作品③「八尾比丘尼塔」
八尾比丘尼を主尊として彫った石塔を変形キャンバスで再現した。側面が道標になっている。

【参加作家】
亜萌/あんこらち/伊藤允彦/井戸博章/岩渕早苗/梅森友恵/M集会(今尾拓真、ペダル)/Hitoko Ono/かがわきよえ/かつふじたまこ/一鮫/金子直弥/菊池航/Jere Kilpinen/河野彩音×河野哲郎/KOURYOU/小西善仁/小島麗美/コタケマン/上月陽平/kondaba(石原菜々子、金子仁司)/斉藤成美/酒井貴史/重村慶来/シヲル大勝/下野青/DAICHI/田上碧/田口薫/田村久留美/ちえぼう/戸根俊介/中田粥/西晃司/ピオニールかまぼこ/平山ゆず子/HORO JIRUSHI/前納長武/三毛あんり/宮野祐/宮本光信×望月貴之×浜田百合子/muu/本宮氷/村上裕/山田HOW/役者でない/柳本悠花/山口里奈/山本和幸/湯浅万貴子
(地元参加者を除き男女同数)
【協力】
アトリエひこ/赤帽福田組/Amethyst/EARTH/江里口暁子/大山日歩/Kaung day/株式会社佐塚商事 奥多摩美術研究所/株式会社みんなのニット共和国/釜ヶ崎支援機構/黒田綾/サクラテック株式会社/TAIYO KOBAYASHI/TAIYO COFFEE ROASTERS/武田倫和/西村組一級建築士事務所 合同会社廃屋/FIGYA/ミミ商店/Yusuke Mitamura
ほか

清流の国 文化探訪「南飛騨 Art Discovery」
2024/10/19土~11/24日
(10/19〜31)10:00-16:30
(11/1 〜24)10:00-16:00
南飛騨健康増進センター 一帯(岐阜県下呂市萩原町四美 1557-3)
一般 1,300円 高校生 500円 中学生以下無料
下呂駅〜会場/無料シャトルバスあり
公式サイト
https://minamihida-art-discovery.jp/